東海カーボンは日本の炭素業界におけるパイオニアとして1918年に創業して以来、炭素(カーボン)の可能性を追求し、時代のニーズを先取りした製品を生み出してきました。世界水準の品質や高いシェアを誇る製品群を有し、アジア、欧州、北米に拡がる海外ネットワークを構築。製鉄・自動車・半導体・電子部品関連など幅広い産業分野にさまざまな素材を提供することを通じ、目に見えにくいところで皆さまの生活を支えています。
当社は、企業活動を通じて、株主、お客様、お取引先、地域社会、従業員等、ステークホルダーの皆さまとの「信頼の絆」を育んでいくことを基本理念に掲げておりますが、皆さまの信頼に応えつつ、持続的な企業活動を展開していくためには、地球規模の環境・社会課題に、当事者として向き合っていく必要があります。
2015年9月の国連サミットでSDGs(持続可能な開発目標)が採択され、持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現に向け、官民一体となった取り組みが展開される中、ESG(環境、社会、ガバナンス)への対応が、重要な経営課題と位置付けられるようになりました。当社も、これまで取り組んできたCSR活動を抜本的に進化させるべく、2019年よりスタートした中期経営計画T-2021において、ESG経営基盤構築を重点施策に掲げました。まずは、ESGの観点から、当社として優先的に取り組むべき重要課題(マテリアリティ)を特定し、課題解決に向けて着実に前進するとともに、このような取り組みについて、従来以上に積極的な情報開示にも努めてまいります。
今後とも、皆さまに信頼され、愛される企業でありつづけるため、メーカーとしての技術と品質を磨き、企業活動を通じて持続可能な社会の実現に貢献していきます。