半導体用シリコンや太陽電池の製造過程で使用される、さまざまな特殊黒鉛製品です。一般産業用の各種金型、連続鋳造ノズルなど多彩に形を変えて使用されます。
ファインとは英語で「素晴らしい」ということ。「細かい、純度が高い」という意味もあります。ファインカーボンは文字通り、ミクロン単位の微細な炭素の粒子を使用して作った製品で、半導体製造など高精度な特性を必要とされる分野で活用されています。ファインカーボン製品の持つ、熱や腐食に強い、伝導性がある、加工がしやすいなどの性質は、金型や鋳造など一般産業用でも広く使われています。私たちはファインカーボンを製造する世界でも希少な企業として、多彩なラインナップを揃え、お客さまのオーダーに応えています。
デリケートな曲面まで再現する金型製造にファインカーボン材は必須です
半導体ウエハーの熱処理時にファインカーボン材が活躍します
薄くて軽い次世代のディスプレイにはファインカーボン材が不可欠です
発光ダイオード素子の製造装置向け消耗部材に使われています
結晶シリコン製造炉のるつぼやヒーターとして性能アップに貢献しています
カーナビや液晶画面など電子部品を製造するときの必需品です
黒鉛の導電性を生かした放電加工による金型の製造で、デザインのディティールを再現します
LEDに使われる半導体の製造工程でファインカーボン材が活躍しています
タイヤのホイールやタイヤ自体を製造するときの金型に活用されています
全ての方向から等しい圧力をかけて成型したファインカーボンです。スパークさせることで複雑な形をした製品の金型を作る放電加工用電極材HKシリーズ、熱膨張が小さく耐熱衝撃性に優れたGシリーズをはじめ耐薬品性、自己潤滑性などを備えた多彩なラインナップです。
圧力をかけて口金から押し出し、ところ天式に製造するバー状の細長いかたちのファインカーボンです。ソリッドタイプと中空タイプの製品があります。熱処理に使用される真空炉や熱処理炉のヒーターなどで、この押出成型黒鉛材が活躍しています。
ファインカーボンの表面に、シリコン×カーボンをコーティングしたファインカーボンです。コーティングと超高純度素材により、不純物が問題となる半導体製造工程などで、黒鉛紛などの粉塵を出さないクリーンな性能で注目されています。
当社が独自の技術により世界で初めて開発した、樹脂を焼成してからさらに熱処理を加えカーボン化した製品です。黒色ガラス状のガス不透過性炭素で、高純度で耐薬品性に優れ、気体不透過などの特徴を持ち、半導体製造分野で使われています。
カーボンファイバーと炭素マトリックスで作られた、優れた強度特性を持つ製品です。宇宙開発における耐熱物開発から生まれたファインカーボンで、高温下で強度低下のない理想的な耐熱複合材です。半導体製造や熱処理用の部材に使われています。
当社が独自の製法で、約100ミクロン(0.1㎜)のSiCコーティングを厚くして工業化に成功した、CVD法で製作した高純度SiCです。純度が高く、強度があり耐腐食性があり、シリコンとの相性は抜群。半導体装置部品に最も適した材料として期待されます。
素材はカーボンと金属を混合したもの。カーボンの導電性を生かした、モーター内部の部材に使われるモールド成形黒鉛です。当社の電気ブラシは、主に電車やエレベーターなど大型モーターに使用されています。
等方性黒鉛に樹脂を染み込ませることで、内部の微小な穴を埋めたファインカーボン。高温かつ化学的に過酷な環境のもと、セパレーターとして2つの物質が混ざり合うのを防止します。
カーボンの導電性・耐熱性を利用することで、電極として活用されています。電極の先端から大電流によって高い熱を発生するアーク放電を起こすことで、ガラスなどを融解する工業炉に使用されます。