産業機械、建設機械や二輪車・鉄道などさまざまな乗り物のブレーキ、クラッチの部品に使用され、動力伝達をコントロールします。
ブレーキとクラッチはまったく違うシステムのように見えますが、実はとても似ています。ブレーキは摩擦力でスピードを減速し、クラッチは摩擦力で動力伝達を制御します。そしてどちらにも「摩擦材」が主役として使われています。私たちは摩擦材のリーディングカンパニー。特に制御が難しい大型オートバイでは大きなシェアを得ています。また「摺動材(しゅうどうざい)」は、摩擦させずにうまく滑らせるための素材で、機械の油圧部などに使用されています。いずれも機械や乗り物の動力伝達をスムーズにするための重要な役割を担っています。
銅、錫等の金属粉とセラミックス等の摩擦調整材や黒鉛等の潤滑材の粉末を混合・成型・焼結による粉末冶金法にて製造された摩擦材。
東海カーボンが1949年に初めて国産化しました。以来、研究開発を重ね、1978年にはオートバイ用ブレーキパッドの製品化に世界で初めて成功しました。高耐久性からオートバイのブレーキパッド、建設・農業・工作機械のクラッチやブレーキに採用されています。
ペーパー質摩擦材は当社が開発販売しているノンアスベスト摩擦材です。これらの材料は幅広い用途(パーキング用途~耐熱、耐摩耗クラッチ用途まで各種材質を用意しております)に適合できるよう各種グレードがあります。
粉末冶金法の特徴を生かして、各種用途向けに配合成分を変えて摺動性能に優れた材料を油圧機器向けに生産しています。
繊維を基材に厳選された原材料をバインダー(レジン)によって熱圧成形したもので、比較的耐熱性に優れ、自動車用ブレーキライニングやディスクパッドなどに使用しています。
予め繊維を織り込んだ生地に樹脂を含浸させて焼き固めたもので、油中で使用する摩擦材に対応しています。
ゴムをバインダーとして各種原材料を熱圧成形した物で、基材がゴムである為、柔軟性に富み、自転車用ドラムブレーキや洗濯機用ドラムブレーキなどに使用しています。