私たちに興味をお持ちいただきまして、ありがとうございます。
東海カーボンは、炭素(カーボン)業界のパイオニアとして日本をリードし、そのクオリティを世界へ広げてきた1世紀企業です。
鉄鋼、アルミニウム、自動車、機械、冶金、電子など幅広い産業分野へ向け、高品質の炭素・黒鉛製品をグローバルに製造・供給しています。
一部は自動車のタイヤやプリンターのインク、太陽光発電のパネルなどに不可欠な原料として使われていますが、他のほとんどは直接皆さまの目に触れることがありません。最終的な製品ができあがる何工程も前の段階で活用されることが多いからです。
現代の豊かな暮らしを支えている製品の多くは、高品質な炭素や黒鉛が活躍する製造過程を経てできあがります。この素材がなくなってしまえば、今の豊かさを維持することも進めることも難しくなる重要なものです。
また、極めて多様な形状、特性、機能を持ちうる、未来へ向けた夢の素材でもあります。
あなたのすぐそばでも、目立たないところで支えています。
東海カーボンの創業は、1918年。国家的事業とされた製鉄に不可欠である良質な電極の国内生産を実現し「人々の暮らしを豊かにしたい」という想いからのものでした。その後も変わることなく、人のため、社会のため、地球のために役立つ技術を実直にコツコツと追求し続けることで、100年以上の月日をかけて得た「信頼」をゆるぎないものにしています。
お互いの「信頼関係」を重視しながら、日々の暮らしに、便利や、自由や、快適をもたらしてきた企業だからこそ、その豊かさが他の誰かや環境などの犠牲の上にあってはならない、と強く考えてきました。グローバルな環境・社会・ガバナンスの課題に向き合いながら、国連が採択したSDGs(持続可能な開発目標)の実現にも積極的に取り組んでいます。
東海カーボンは、当初から国内No.1のシェアを持つ黒鉛電極とカーボンブラックの2つを基盤事業として持続的な成長を重ねてきました。その強固な収益基盤をベースに、新事業への投資や海外への戦略投資を行い、ファインカーボン、工業炉、負極材、摩擦材、スメルティング&ライニングといった新たな成長事業を確立。より幅広いジャンルで安定的な成長を続けられる体制を整えています。
これまでのM&Aでは、現地の社員の方々によるウェルカムセレモニーが催され、市長や議員の方々も参加されるなど、とても友好的な関係を築くことができています。私たちの100年を超える実績や、「絆」を大切にする企業風土に共感していただけることが多くありました。「東海カーボンとならうまくやっていける」と感じていただけることは、私たちにとっても大きな喜びです。
東海カーボンは、企業活動を通じて、株主様、お客様、お取引先様、地域社会、従業員等、世界中のステークホルダーの皆さまとの「信頼の絆」を育んでいくことを基本理念としています。長期的な企業価値の向上を図る上で、株主様に対する利益還元も重要な経営課題と考えており、収益拡大のための投資計画、キャッシュフローの状況等を勘案しながら、安定的かつ継続的な配当を行うよう努めています。