ときに衝突する各人の意向の狭間に立ち
「複雑なパズルの最適な解法」を創造する
ファインカーボン事業部 販売部
T.I
2009年入社
※所属は取材当時
これまでの経歴 CAREER
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2005
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関西学院大学 法学部 法律学科に進学
法学部に進学も、幅広く活躍できる人材になりたいと、法曹系ではなく一般企業への就職を目指す。在学中は会社法や金融関係など、実戦的な講義を優先的に履修した
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2009
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東海カーボンに入社
「モノづくり」への憧れがあったため、法曹系や公務員ではなくメーカーを志望。そのなかでも「素材メーカーこそ、さまざまな意味で“展開性”が高いのでは?」と考え、東海カーボンへの入社を決意
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2009
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防府工場総務課に配属
配属当初は庶務担当として、現場で働く人々のサポートや、地域の方々とのCSR系イベントの幹事業務に従事。後半は、労務管理や経理業務の一部を担当
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2010
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電極事業部販売部に配属
電極事業部にて、海外顧客への製品輸出に関わる各種業務を主に担当。具体的な輸出業務のほか、海外出張も複数回担当した
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2014
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大阪支店カーボンブラック課に配属
主に西日本の顧客企業に、カーボンブラックを販売する国内営業担当として活躍
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2016
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Cancarb出向
カナダのグループ企業「CancarbLimited」に出向。同社のアジア地区担当者として、「サーマルブラック」の拡販に従事
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2019
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ファインカーボン事業部販売部に配属
最初の2年間は事業管理(子会社の決算管理や経営サポートなど)に従事。2021年からは海外顧客に向けたファインカーボン製品の輸出営業を担当
インタビュー INTERVIEW
学生時代について
「モノづくり」に憧れ
法曹系ではなく一般企業を志す
法学部の法律学科に進学しましたが、公務員や法曹系に進むのではなく、モノづくりをする一般企業で、自分と家族の人生を、そしてこの社会を豊かにしていけるような職業人生を歩みたいとの思いがありました。そのため、大学では会社法や金融関係の授業などの実戦的な講義を主に履修し、真剣に学んだつもりです。
東海カーボンを選んだ理由
「素材のメーカー」だからこそ
展開性は高いと考えて入社を決意
「モノづくり」への憧れがあったのですが、どんなモノを作るかのこだわりはありませんでしたね。そんななかで東海カーボンから送られてきたDMに興味を持ち、面接を受けることにしました。ほかにも数社から内定はいただいましたが、東海カーボンは、“素材”を作っているがゆえの「無限にも近い展開の可能性」があり、そして「海外拠点で活躍できるチャンス」も多いはずと考え、入社を決意しました。
現在の仕事内容
顧客満足と自社の利益を
ともに最大化するため奮闘
主に半導体市場で使われている高機能材製品を輸出する営業業務がメインです。扱っている商品は「図面を基に作られるオーダーメイド品」ですので、顧客の要望に合わせた製造が本当にできるのか? そして希望の納期に間に合うのか? 顧客満足を最大限に確保しつつ、しかし自社も利益をあげるにはどうすればいいか?――等々のコミュニケーションと調整を、日々行っています。
仕事のやりがい
社内外の複雑な調整という「パズル」を
設計し、完成したときに無上の喜びが
お客様が欲しがっている解答を出すことができ、同時に、東海カーボンとしてもそれがしっかりとした商売になるためには、複雑にからみあった「調整」が必要になります。会社対会社の調整、そして社内での多数の部門にわたる調整などに、自分が主体として関わり、その複雑なパズルが最後にバシッと組み合わさった瞬間、やりいがいというか「営業という仕事の醍醐味」を感じますね。
仕事で大事にしていること
「今、相手はどう感じているか?」を
常に俯瞰して考えるクセをつける
「相手の立場に立って考える」ということを、とにかく大切にしています。弊社がやりたいことを最終的には実現させるのが私の仕事ですが、それをそのまま言うだけでは当然、お客様も工場も動いてくれません。「この件について自分はこう思う。でも“相手”はどう感じているだろうか?」と、常に俯瞰しています。そう考えるようになった理由は若手時代、そうは考えなかったことで、物事がうまく進まなかった事例がたくさんあったからです(笑)。
入社して一番成長した経験
人生初の「国際的な人間関係構築」
という壁を乗り越えたことが自信に
新卒入社から1年後に本社の電極事業部販売部に来たときは、国際的なビジネスを行い、なおかつ国際的な人間関係を築くということ自体が生まれて初めてでした。そのため、とにかくとまどいましたし、強烈なカルチャーショックも多々ありました。しかし諸外国の方との価値観の違いを咀嚼でき、そのうえで「信頼関係を築けたかな…」と思えたとき、自分の成長を実感できたような気がします
東海カーボンを一言で表すと
カーボンという「世界共通言語」を
扱う企業だからこそ可能性は無限大
東海カーボンは「可能性の塊」という表現がふさわしいと思います。カーボンという、世界の誰もが必要とする“素材”のメーカーであるからこそ、私が入社した頃と比べて会社規模はかなり大きくなりましたし、連結で見た場合の従業員数も、今や東海カーボン本体よりも世界各国の関連会社の社員のほうが多くなっています。そして新事業もどんどん展開されている。カーボンという“世界共通言語”を扱う会社だからこそ、その可能性はほぼ無限大なんです。
同僚の特徴
異なる個性を柔軟に吸収してくれるため
良い意味での“和”を構築しやすい
「真面目で優しい人」が多いと思いますね。当たり障りのないフレーズに聞こえるかもしれませんが、本当のことなんですよ。みんなで助け合いながら「チームとして取り組む」ということに長けた社員が多い印象です。かといって「協調性がないとダメ」ということもありません。東海カーボンは、さまざまに異なる個性を吸収しながら、それを推進力に変えていける会社だと感じています。だからこそ、良い意味で“和”を作りやすい人が多いんですよね。
今後の挑戦
今後は「案件に携わる」のではなく
自分が主体となって事業を加速させたい
私はこれまで、比較的希望通りの仕事をやらせてもらってきたと感じています。そういった今までの貴重なキャリアで得た経験を活かし、いずれは「自分が主体になって事業をドライブさせたい」という希望があります。例えば、新事業立ち上げのプロジェクトメンバーになるとか、新拠点立ち上げ時の初期メンバーになるとか――ということですね。そのためには、これまでの自身の専門領域だけでなく、ファイナンスや経営戦略などに関する知識も、積極的に得ていく必要があると痛感しています。
他の社員のメッセージを見る OTHER MESSAGE
黒鉛電極の安定的な製造体制を守るため
データ解析と現場との対話で改善提案
R.U
製造課(製造)
製造装置の不具合を迅速に解消して
カーボンブラックの安定供給を支える
K.G
製造課(設備)
新たなリチウムイオン電池の創出に向け
地道に試作・分析・検証を繰り返す
Y.M
研究
原材料の入荷状況が厳しいなかでも知恵を絞り
「顧客のニーズ」に全力で応える
S.M
工程課
ときに衝突する各人の意向の狭間に立ち
「複雑なパズルの最適な解法」を創造する
T.I
販売部
入社1年目からやりがいある仕事を任され
2年目にして自身の確かな成長を実感
B.H
原料調達部
理系スキル+コミュニケーション能力で
「最適な着地点」を見つけ、困難を解決する
Y.K
生産技術部
営利企業と「サステナビリティ」の
あるべき関係を考え続ける
K.I
総務部
社員メッセージ一覧