座談会 DISCUSSION
DISCUSSION 02 東海カーボン × 子育て
仕事はもちろん大切だけど、子どもを生み、そして育てることだって同じぐらい大切。でも会社はそれを本当に応援してくれるのでしょうか? 3人の“先輩”に、本音を語り合ってもらいました。
PROFILE※所属は取材当時
電極事業部 販売部
R.M
2013年新卒入社。電極事業部 販売部に所属中の2020年9月に産休および育休を取得し、2021年4月に復職。1児の母。
技術エンジニアリング部
A.F
2008年新卒入社。防府研究所、滋賀工場製造課を経て2021年3月、技術本部 技術エンジニアリング部に着任。1児の父。
電極事業部 販売部
K.M
2012年新卒入社。大阪支店摩擦材課を経て2018年9月、電極事業部 販売部に異動。これまでに2回の育休を取得。2児の父。
Q1.
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子育てに関する
社内の制度は充実してる?
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A.F
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育児関係の制度について、就活の時はまったく考えていませんでしたが、結婚して家庭を持ってからは気になるようになりました。女性であるR.Mさんはどうでしたか?
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R.M
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私は今ちょうど「時短勤務」をしていて、助かっています。もしも時短勤務という制度がなかったとしたら、子育てと仕事の両立は……不可能とは言わないけど、けっこう大変ですよね。
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K.M
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R.Mさんは現在の時短勤務のほかに、いわゆる「産休」と「育休」も活用されたんですよね?
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R.M
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はい、それはもちろん。K.Mさんの場合はどうでしたか?
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K.M
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僕は上の子のときと下の子のときで2回、育休を取っています。そのほかでは勤務時間がフレックス制も、「あって良かった…」と痛感する制度ですね。子どもが急に熱を出してしまったときなどにも欠勤にならずに済みますし。
Q2.
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仕事と子育ての両立に対する
周囲の理解は?
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R.M
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部署には子育て中の人も多いため、周囲の理解は十分にあると感じています。
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K.M
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そうですね。僕もそれは感じています。制度がしっかりしているという以前に、そもそもの“空気”として、子育てしながら働く社員を応援しようという雰囲気を感じます。これは僕が所属してきた部署だけでなく、全社的にそうなんじゃないかな?
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A.F
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本社のほかに工場での勤務が長かった私も、そのあたりは同感です。フレックス制の有無は別として「上司や周囲からの理解」については、事業所ごとの差はないと感じています。
Q3.
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仕事と子育てを
上手に両立させるための工夫は?
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K.M
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とはいえ子育てと仕事の両立って、当然ながら大変な部分もあるじゃないですか? その両立に向けて、みなさんはどんな工夫をしていますか?
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R.M
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私の場合は「早め早めに仕事をしておく」ということでしょうか。子どもがいつ体調を崩すかは誰にもわかりませんし、子どもが寝込んだ日は、自分の仕事はできなくなります。そのため、もしも翌日仕事ができなくなったとしても困らないように「効率的に仕事をしよう」という意識は、産休を取得する前よりも強くなっていますね。
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A.F
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私も“メリハリ”を意識しています。どうしても帰りが遅くなる日もあるのですが、その代わり「この日とこの日は絶対に早く帰る」みたいなことを、共働きである妻とすり合わせながら、1週間単位であらかじめ決めています。
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K.M
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私も、どうしても仕事中心の日々にはなりがちなのですが、常に「早めに会社を出て、早めに帰れるように」ということは心がけています。
Q4.
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就活では会社のどこを見ればいい?
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R.M
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子育てに限らず「仕事と何かを両立していきたい」と考えている就活生のみなさんに、先輩としてアドバイスはありますか? 「ここに着目すると、両立できる会社かどうかがわかりますよ」みたいな。
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A.F
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まずは、自分が「ずっとやっていきたい」と思えるものを見つけることですが、希望の仕事に携われないときもあるかもしれません。だからこそ重要なのは「そこで働いている人」を見てみることだと思います。育休制度やその他の制度について、会社の説明資料に書かれてはいますが、それが実際にどう運用されているのかは、働いている人を見ないとわかりませんから。
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K.M
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就活の時は、まだ結婚後の生活までイメージがわかず、育休などの制度についてはあまり注目しないのかもしれません。ただ、いざ自分が当事者になると非常に重要なポイントになるので、制度の有無は確かめておいたほうがいいと思います。そして当社は、そういった制度は世間一般と同程度に整ってしていますし、過度の残業や休日出勤などが常態化しているような会社ではないことは、たぶんわかるんじゃないかと思います。「仕事にウェイトをかけすぎてしまい、子育てにまったく参加できない」ということもないはずです。
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R.M
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素材メーカーは女性社員の数がまだ多くない業界なので、育児関係の制度は正直充実しているとまでは言えません。ただ、その場合でも、現状の制度や数字だけを見るのではなく「今後、変わっていく可能性」にも注目してほしいですね。「仕事と子育ての両立」の実現は、これからの社会において企業に求められる要件となるはずです。そのような社会的変化に適応できる/適応しようとしている企業かどうかは、その企業の会社説明会やトップの発信する言葉などで大体分かるのではないでしょうか?当社は、これからも社会の潮流に合わせて制度を整えていくと思います。